第11回公演「いななきの森」

 

馬が蹄で地を蹴って作ったと言われる伝説の湖……17年前の秋、その湖のほとりで内藤家の女主人が謎の死を遂げる。時は移り、内藤家の遺児達はたくましく成長していた。白馬の伝説を縦糸に、四兄弟の絆と祈りの村が、初夏の風景の中に描かれていく。
平成16年6月@中野ポケット 

 

深夜「俺が怯えたのは彼女の死でも銃でもなかった。ヘビだ。
俺はあのちっぽけなヘビに心底震え上がってしまったんだ。
銃を手にした林蔵が遠くに現れた。
それでも俺は動けなかった。」