第9回公演「23時のブランチ」
雪深い山奥に中世ヨーロッパを思わせる石造りの古城があった。棲んでいるのは吸血鬼の姉弟、一騎と十子。そこに自殺志願の家族が迷い込む。クリスマス、晩餐会の席上で一騎の愛と苦悩が語られる。70年の時を翔る壮大なラブストーリー。
平成14年12月@中野ザ・ポケット
樹助
「その昔、そよと吹く夜風にまだ夜の匂いがあった頃、
絹のマントを翻し、冷たい月の中に凛然と立つ若き吸血鬼の姿が、
それはそれで樹助は好きでした」